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少し深く、チョット元気に


by mrmina1

思いやりのココロを育てるスキンシップ

今、読んでいる本に、子供の思いやりを育てるのに欠かせないのがスキンシップとある。

難しい論文や実験結果などを用いながら、説明されているのだが、
簡単に言うと、「思いやり」は「思いやられる」ことでしか生まれない、ということ。

そして、それは、決して知識でどうにかなるものではない、ということである。

乳幼児が泣く、怒る、笑う、、、という行為に対して、
「あ~はいはい」と言ったところで、子供は「思いやられた」とは感じないだろう。

では、どうしたら子供に「思いやられた」と感じてもらえるか。
それは「共感」することであり、つまり「模倣」することなのだとか。

子供は、何でも親の真似をしたがるし
大人のやっていることを真似る。

でも、それは
「自分が見たことを真似るのではなく、相手がしたことを真似るのだ」とか。

つまり、子供は相手がやってることを模倣することで、
相手の立場に立つことを覚えていくのだそうだ。

そう考えると、肌と肌が触れ合うスキンシップを行うことは、
例えば、柔らかい、優しい、温かい、嬉しい、安心する、、、といった感情を伝える
最大にして一番身近な思いやりの心を育てる方法ということになる。

相手がしたことを真似る…と考えると、
子供にしてあげたスキンシップは、子供が他の人にしてあげられるスキンシップにもなる。
当然、子供が受け取った感情でもって、スキンシップをしてあげるのだ。

それが、思いやりにつながっていくのだと。。。

大人になった私は、さて、どうだったのだろう?と自分を振り返るが、
これからでも遅くない、スキンシップのココロを育みながら、
自分の中に思いやりの気持ちも育てたいと思う。
by mrmina1 | 2006-04-14 19:08 | ココロの健康